STUDIO D'ARTISAN ロンドン紀行
ニューヨーク、パリ、東京などと並ぶ世界的なファッション都市であるロンドン。多くのハイブランドやファッションデザイナーを輩出してきたこの街は、他の都市とは異なる独特のセンスで世界のファッションシーンを常にリードしてきました。
ロンドンの人々に特に顕著なのが、流行に敏感な一方で、老若男女問わずアンティークやヴィンテージの洋服やアクセサリーをとても大切にしながら身につけているということ。10代や20代の若者でも、両親や祖父母から譲り受けたアンティークを何かしら身につけているのが「ロンドンっ子」。
歴史と紳士の文化が根付くロンドンならではの、この「古いものを受け継ぎ大切にする感覚」こそ、ヨーロッパでいち早くヴィンテージジーンズブームに火が付き、日本のレプリカジーンズが絶大な支持を得ている由縁なのかもしれません。
ロンドンデニムシーンの最重要ショップ
ヨーロッパの中でもいち早くヴィンテージやレプリカジーンズという概念が浸透したロンドンの中で、日本のジーンズを中心にセレクトするショップが「SON OF A STAG」。
ヨーロッパのデニム好きなら知らない人はいないこのショップでは早くからステュディオ・ダ・ルチザンのジーンズを扱っており、その魅力をロンドンっ子たちにしっかりと届けてくれています。
先述の通り元来アンティーク好きの資質を持つイギリス人、オーナーのルディ氏も生粋のヴィンテージフリークであり、コレクターとしても知られる彼のお店にはあらゆるヴィンテージミシンや大変貴重なヴィンテージプロダクトも数多くディスプレイされています。
ロンドン随一の商品数を誇り、さながらジーンズミュージアムのような楽しさのある「SON OF A STAG」。ロンドンを訪れた際は必ず立ち寄りたいお店です。